ゆいてとて2022情報8。

ゆいてとて2022情報8。

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ゆいてとて 2022
道具との暮らし〜使う喜び 育つ愉しみ

2022年10月1日(土曜)・2日(日曜)10:00〜16:00

会場 ゆい工房 ゆいの蔵(滝沢市巣子1162-6)

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いよいよ、出店情報も終盤戦。
今回は、イベントのもうひとつのテーマである
「古道具の愉しみ〜暮らしの道具」について
ご紹介していきます。

ゆいてとての基本テーマは、
優れたつくり手の作品と仕事を知ってもらうこと。
会場には、現役で活躍されている素晴らしいみなさんの
作品が並びますが、優れたつくり手であればあるほど
古くから作られてきた道具に、創作の原点を
見いだすことも多いと聞きます。

以前、とある有名な工芸店の社長さんにインタビュー
した時も、若手を育てる方法のひとつとして
昔の道具を、どれだけ精密に再現できるかを試させる
というようなお話をしていました。

すみません、力が入ってしまうと前置きが長くなります。


このテーマに、快くご協力をしてくれたのが
「いずみ工芸」主宰者の泉山恵一さん。
各地の生活道具を数多くコレクションし、自ら展示会なども
企画、開催しています。特に浄法寺地域で昔作られていた
菓子盆と呼ばれる平皿の素晴らしさにいち早く気づき、
そのコレクションは浄法寺のうるし博物館に収蔵されているほど。
他にも博物館や民族資料館、ギャラリーなど、
多くの施設にコレクションを提供しています。

今回は、そんな泉山さんのコレクションから
「道具・身の廻りのおもしろいもの」をピックアップ。
以下、泉山さんからのメッセージの一部をご紹介します。

道具は主役ではありませんが、物を作るため、
作業をしやすくするため、生活を便利にするため、
手の延長として働いてくれます。
それらは使う人用に加工され、すり減ったり、手擦れ、
手垢で光り輝いているのです。

道具には、その形なりの理由があって
さらに暮らしの中で、使いやすさが工夫されてきた。

そんな「生活の道具」を見ていただけるのが
今回のゆいてとてのポイントです。


昨日、一足早く会場設営にきてくださった泉山さん。
蔵の2階の会場に、道具を並べてもらいました。

浄法寺の「ひあげ」と呼ばれる酒器。女性が腰骨で抱えて
盃を受ける人は頭上に掲げたのだと言います。
これが、当時の宴席の風景だったそう。



日本のみならず、韓国で使われていた道具も。

丹波の盛り皿。見込みの細かな模様にも理由があります。

会場では出品物の紹介が載ったカタログも配布されます。
こちらのイラストも、泉山さんの手になるもの。

さらに会場の一角には、販売ブースも。
今回は、貴重な展示コレクションの一部も販売予定です。

会場には2日間、泉山さんが在廊されます。
それぞれの道具の由来や来歴、使い方などじっくり
お伺いすることができますし、自由に手に取ってみることもOK。
民俗資料館クラスの道具を触れるなんて、そうそうありません!

私たちの使う道具がどこから来たか、
見渡すことのできる展示会。
さらに蔵の前庭では、新たな出店者さんによる
古道具の販売会も行われます。

こちらは、次回のエントリでご紹介いたしますね!

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