4日、土曜日は雪。しかも夕方から夜半まで。
これで翌朝が冷えたりすると道路状況が厳しくなる〜。
そんな状況も覚悟しながらの、
12月5日、サンデー・モーニング。
雪は降った…けど、思ったほど冷えこみは強くはない!
道すがら、雪を被って樹氷のようになった木々と
真っ青な空の対比に、思わず見とれる余裕もありました。
本番はこれからですけど、こうやって風景を眺めたり
冬ならではの発見や楽しみを見つけていきたいと思います。
ダーニングも、そんな冬ならではの楽しみの
ひとつだと個人的には思っています。
滝沢市柳沢の「とちの実」さんでのワークショップにも、
初めてさん&リピーターさんが訪れてくださいました。
ワークショップの会場は、とちの実さんの母屋の
リビング。木の床、壁、そして薪ストーブ。
思い出の品もたくさん並んだリビング。
モデルハウスみたいなきれいな住まいより、
人の記憶が染み込んだ、こんな空間が好きなんです。
母屋の続きの八畳間は、小さなマルシェの会場に。
左が岩本農園さん、奥が千さんのスペース。
お野菜と、素材にこだわった生活雑貨が並びます。
(すみません、設営時の写真を撮れませんでした…)
今回のワークショップは、様々な毛糸が
揃いました。色や太さもいろいろ。
「いっぱいありすぎて選べない〜」というお声も。
残りの毛糸も、袋に入れてお持ち帰りいただきました。
当日の朝、「まだ間に合いますか?」とご参加いただいた
Kさんは、ご主人の靴下の穴をダーニング。
その日の夜に「完成しました!」とメッセージが届きました。
手仕事の達人というMさんも、
ダーニングは初めての体験だったそう。
同系色の糸で靴下をチクチク。とてもお上手でした。
前回のビューガーデンにもご参加いただいたSさん。
「とても楽しかったので」と、再びご参加いただき、
本当に嬉しかったです。今回は、新たなダーニングに挑戦。
工夫やアイデアで、どんどん広がります。
「先生、ここは?」あちこちから声がかかります。
その場でわからないことを解決できるのも
ワークショップの楽しみ。そして、みんなでじっくりと
手仕事に没頭する時間も楽しいのです。
1時間のワークショップの後は記念撮影。
この後、ランチを挟んで残りを仕上げていく方も
いらっしゃいました。1回だけの開催だと、
こんなにゆっくりできるんだなあ。
雪の季節に、山裾での開催に躊躇された方も
きっと多かったと思います。
それでも、またこうやってダーニングの輪が広がりました。
モノを慈しみ、大事に使うことを伝えるワークショップ。
次回、また機会があればぜひご参加ください。
また、「うちでもダーニングキャラバンをやってみたい」と
いう方がいらっしゃいましたら、てとてまで
お気軽にお問い合わせくださいませ。
どんな形で出来るか、一緒に考えましょう^_^
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最後に、おまけ。
ダーニングキャラバンで販売されている
ダーニングマッシュルームを製作している「東北巧芸舎」の
木工家、佐藤勲さん。今回も、傘のサイズを色々変えた
新作マッシュルームを作ってくださいました。
その、佐藤さんが。
「私にも、ダーニングの仕方を教えてくれない?」と、
イベント終了後、急遽、くどうせつこ先生による
直々のレクチャーが始まってしまいました!
かかとが抜けたウールの靴下に、
自作のマッシュルームをあてがって、
「こうやって糸を渡して…」「な〜るほどねえ」
せっちゃん先生の説明の後は、
ご自身でマッシュルームを握ってチクチク…
なんと、10分足らずでダーニングを完成させたのには
せっちゃん先生もびっくり!
やっぱり、ものづくりをされる方は飲み込みが早い!
以前、佐藤さんにインタビューした時も思いましたが、
佐藤さんは作り手であると同時に
使い手でもあることを実感して暮らしている。
ものは作って終わりじゃなく、
使う人の求めによって、よりよい形に進化していく。
それを心に留めながら、日々、仕事をしてきたと思います。
ダーニングマッシュルームも、
自分自身が使ってみること(使い手になること)で、
より使いやすい形を探そうとされている。
本当に、素晴らしいことだと思います。
せっちゃん先生との漫才のようなやり取りを見ながら、
そんなことを考えておりました。。。
ということで、
岩手の木を使ったダーニングマッシュルームの
さらなる進化を信じて疑わない私です(笑)
年内、てとてが皆様にお目にかかる機会は
今回のイベントが最後となります。
これから冬ごもりして脂肪を…いえ(汗)、英気を蓄えて
年明けにまたお目にかかれればと思います。
2022年が多くの人にとってそうであるように、
てとてもまた、新しいことに挑戦しようと考えています。
胸を張ってご報告できるような形になるまで、
たま〜にホームページを覗きにきてみてくださいませ。
年末は、久々に「てとての一年」を振り返ってみようかな…