残暑お見舞い申し上げます
夏が、あんなに暑かった夏が、あっという間に過ぎていきました。
この夏、うちでは縁あって保健所から18歳の高齢猫を引き取り、
一方で、20年近く一緒に暮らして来た最古参の猫を
見送ることになってしまい、忘れられない夏となりました。
去るもの、そして来るもの。
慌ただしさの中に一喜一憂しながら、気がつくともう秋の気配……
(BGM:カーペンターズ/青春の輝き)
やば!
令和元年後半、エンジンかけて参りますーー!!
と、いうことで。
滝沢市のゆい工房さんで行われてきた「ゆいてとて 」
2019年は、10月19日(土曜)、20日(日曜)に開催されます!
確かな手から作り出される器や生活の道具と
素材にこだわった美味しいもの、
今年もたくさん集めて、ご紹介できればと思ってます!
えーーーい、早速バラしちゃいましょ。
ゆいてとて 、今年の開催テーマは「ごはん」!
比喩ではありません、ど直球の「しろめし」にちなんだ
あれやこれやをたくらみ、ご紹介したいと考えております。
ワークショップや展示会も、ごはんがらみになる予定ですよー。
イベントの主役は、白いメシ。
岩手の野辺のあちこちへ、美味しいものを訪ね歩いて来た私が
「なにこれ、うますぎる!」と絶句した白いメシが
「ぬか釜」で炊いたごはん
なのです。
この美味しさを、他の人にも味わって欲しい…
これが、今年の「ゆいてとて 」のポイントとなりました。
食べれば誰もが必ず「うまい!」というぬか釜のごはん。
ゆい工房のスタッフと一緒に炊いてみようじゃないの!!
10月のイベントに先駆けて、先日
実際のぬか釜をお借りしてごはんを炊く機会を設けました。
講師は、県南のコメ農家の小泉さん。
ぬか釜ごはんの美味しさを、各所で伝えています。
これが、ぬか釜。
お米のもみ殻を熱源に、ごはんを炊く道具です。
電気炊飯器が普及する前の昭和40年代頃まで
東北や北陸などの農家では当たり前のように使っていたみたい。
使うのは、羽釜。写真のものは三升炊きサイズ。
今回は二升ぶんを炊きました。
浸水、洗米、お水加減をきちんと測るのがこつとか。
釜の本体に、熱源となるもみ殻を入れます。
「このぐらいの量で、炊けちゃうんですねえ」と皆で感心。
所定の量を入れたら、火をつけます。
乾燥しているもみ殻、火の回りは早いみたい。
このうえに、羽釜をのっけます。
屋外で使うため、風のコントロールがだいじ。
籾がらがきちんと燃焼するように風を送ることも。
火力が安定したら、あとは待つのみ。
蒸らし時間も含め、およそ一時間ほどで炊き上がります。
コツさえ覚えれば、炊飯器並みに使いこなせるかもしれません。
さあさ、炊き上がるまでしばしお待ちを…
<続く>