岩手はお初、アトリエ・イーハのパン。

岩手はお初、アトリエ・イーハのパン。

三寒四温とはよくいうもので
4月に入ってからの雪…。
それでも奥州では桜が開花したなんていう
ニュースが飛び込んできましたね。
今のところ、盛岡の桜の開花予測は4月14日だとか。

**************************

とちの実さんのある柳沢あたりも
一輪二輪、開花してくれてればいいなあと思う
4月15日。
春のダーニング会と同時開催で
「春の小さなマルシェ&カフェ」も行いますよ!
こちらは誰でも自由に、お買い物も楽しんでいただけます。

今回も、食いしん坊センサーを働かせて
おいしいご出店者さんをご紹介できることとなりました。
なんと、岩手初!のパン屋さんです^_^

その名は、、、アトリエ・イーハさん!
栃木県那須塩原にあるパン工房です。
オープンしてから19年、パンは栃木のホテル・レストランなどで
販売されているほか、毎週金曜日と土曜日には工房で
小売りも行っていらっしゃいます。
自家製の天然酵母で焼き上げた、さっくりしっかりしたパン。
しかもこちら、なんと岩手の小麦を使っているのです!


▲その名も「風の又三郎」。
くるみとカリン蜂蜜いりの食事パンです

……ここで、勘のいい方はおわかりになりましたね^^
そう、工房のお名前は「イーハトーブ」からネーミング。
店主の伊藤さんは、宮沢賢治をこよなく尊敬していて、
「賢治先生がかつて歩いたかもしれない畑の小麦も
あるに違いない!賢治先生の教え子さんの子孫の方が
育てている小麦かもしれない…!」
と、妄想しながら、岩手の小麦を使い続けているのだそう。


▲賢治の童話「やまなし」より、
クラムボンと命名されたパンはオレンジピール入り。

農業指導にも心血を注いだ宮沢賢治。
イーハさんも、パンを焼く傍ら、自然栽培の農業に
取り組む仲間たちとフードユニットを組んで
農産物とも関わるようになっています。
また、昨年にはゲストハウス「ネコノジムショ」もオープン。
那須塩原のモノやヒトの発信場所にもなっています。

**************************

そもそもは、うちの死んだ愛猫「しろりん」と
伊藤さんの愛猫「ヨイチ」がとてもよく似ていたことから
知遇を得た、まあ単なる猫バカ仲間でしたが(伊藤さん、ゴメン!)
その後、パンを送ってもらって食べたところ
「…おいしい。」
と、イノウエは感激した次第。
小麦の風味を生かした、力強くでも食べやすいパン。
主菜の味を損なわず引き立ててくれる存在は、
栃木の有名なリゾートホテルなどでも食べられていたという
本物の味。それが岩手県産の小麦で作られているなんて
これほどうれしいことはありません!

**************************

そんな、アトリエ・イーハさんのパンを
岩手で販売させていただけることになりました!

当日のラインナップは、お写真で紹介した
「風の又三郎」(くるみ&カリン蜂蜜)
「クラムボン」(オレンジピール)
のほか、

「ブーコのしっぽ」
私的に最強組み合わせの「くるみとぶどう」入り。
なおブーコとは、伊藤さんちから家出した愛猫ブーコ
(本名ブルー)にちなんだのだそう。ブーコ、帰ってこいよ〜〜

さらに今回は、初挑戦の商品が登場します!

「銀河鉄道の夜」の物語の中に登場する「鳥を捕る人」に
ちなんで、鳥の形をしたクッキーを焼いてくださいます!

30年位前でしょうか。「銀河鉄道の夜」がアニメ化された
ことがありまして。登場人物が全部ネコという体裁で
その中で、ジョバンニとカムパネルラが出会った鳥を捕る人が
鷺やら雁やらを夢のように美しいお菓子に変えていたのを
未だに覚えています。
どんな、クッキーになるのかなあ…楽しみ♡

**************************

アトリエ・イーハのパンの販売は
4月15日(日)の「春の小さなマルシェ」のみ。
スタートは、ダーニング会より一足早く
11時からオープンする予定ですが
無くなり次第終了いたします。

お天気がよければ、「とちの実」さんの玄関脇にて
小さなマルシェを開きます。
もちろんカフェでは、おいしいコーヒーも頂けますから
イーハさんのパンと一緒に楽しむのもオススメですよ!

パン好きのみなさん、
どうぞお見逃しなく!

© 2015-2022 てとて. All rights reserved.