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百年の蔵、手仕事のじかん
ゆいてとて
~木の道具 木のコトバ~
10月22日(土曜)・23日(日曜)
10:00~16:00
会場 ゆい工房 ゆいの蔵(滝沢市巣子1162-6)
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マルシェの方もにぎやかになりそうですが、
「ゆいの蔵」の展示も、楽しみになってきました。
初日の10月22日には、
お二人の作り手さんが在廊してくださいます。
お一人目は、漆器の作り手
漆工房朱楽(あけら)の佐々木暢子さん。
秋田県鹿角市からいらしてくださいます。
大学時代から漆をはじめて、
安代町の漆器工房に長らくいらっしゃった佐々木さん。
その後は滝沢市柳沢に工房を構え、
現在は郷里の鹿角市にて活動をしています。
朱楽さんの漆器は、とにかく塗りが美しい。
私は基本的ド素人なので
刷毛目がないとか塗膜の厚みがという技術的な善し悪しは
さっぱりわからないんですが、手にした時に
すっと掌(たなごころ)に収まるような、
そんな心地よさがあるのです。…余計分かんないですかねw
でも逆に言えば、ド素人が触って「気持ちいい」と
思うということは、塗りの技が優れているともいえるかも。
流行や奇をてらった感じはなく、塗りの美しさを堪能しながら
漆器ってやっぱりいいなあと思わせる。
スタンダードなものづくりを見せる一方で
佐々木さんの器は、フォルムにちょっとした「遊び」が
あるのもツボ。取り皿のゆらぎのようなカーブとか
羽反り椀の口辺の微妙な反り具合とか。
この辺は、もう手仕事馬鹿のひとりごとですが…^^;
でも、木地師に形を依頼するのは塗師な訳で
佐々木さん自身が、真面目に遊び心にあふれているのだと思う。
基本は朱と溜ですが、
夏の展示会では色漆の作品も出ていました。
ベージュの色調にちりばめた葉模様、かわいい♡
ケーキなどの取り皿にいい感じ。
いつか欲しいと思っている拭き漆の弁当箱。
どのサイズにするか、悩んでおるのです……。
カトラリーもいろいろ手がけています。
スプーンを使っているのですが、いいですよ。
真面目な塗りに遊び心あるフォルム。
それはそのまま、佐々木さんのキャラクターにも
通じるような気もしています。
漆工房朱楽さんが来るのは、10月22日(土)。
ぜひ、いろいろな漆のお話を伺ってみてくださいませ。
参考までに…
拙ブログ(休眠中)「いわてぐらし。」で10年前、
柳沢にあった朱楽さんの工房訪問記を書いておりました。
場所は変わっても、ものづくりの根っこは変わんない。
お暇な時に呼んでみてください。
「いわてぐらし。」
次のエントリでは、
22日に来てくださるもう一人の作り手さんをご紹介。
作品待ちが1年もザラな、アノ方ですよ〜〜。