織房樹羅々さんのこと2。

織房樹羅々さんのこと2。

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百年の蔵、手仕事のじかん
 ゆいてとて
   ~木の道具 木のコトバ~
10月22日(土曜)・23日(日曜)
10:00~16:00

会場 ゆい工房 ゆいの蔵(滝沢市巣子1162-6)
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引き続き、佐藤さんとのお話から。
最初の頃は、山形から糸を分けてもらっていたそうですが、
ご縁があって葛巻町で、蔦雄さんと一緒にシナの木を
利用することになったという佐藤さん。
「山に入って、イチからやるのでは全然違う」といいます。
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間伐と違ってシナの糸とりは、
木自体を伐採して樹皮を剥いでいきます。
これを、佐藤さんは「木の命をもらっている」といいます。
命をもらうのだからこそ、無駄にはしたくないと。
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使うのは地機。
腰でた縦糸をピンと吊って、横糸を杼(ひ)で
強く打ち込んでいきます。
やったことはないけど、絶対、腰にキそう…
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もじり織りには「紗」「絽」「羅」という3つの
織り方があるそうです。
いつもは「絽」の織り方で作品を作っている
佐藤さんですが、いろいろな織り方に挑戦しています。
こちらのもじり織りのサンプルは「羅」。
とても縦糸と横糸で織り上げられているとは思えない
複雑な紋様。なんだか、レースみたい。
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これまでに織ってこられたさまざまな作品。
織りの違いで、こんなに表情豊かな作品が出来るなんて。
シナの木が伐採できるのは1年でも梅雨時に
限られているそうで、今年も蔦雄さんと山に入って、
制作する分の木をいただいてきたという佐藤さん。
シナの織物に携わってもう20年以上、
それでも、葛巻の森のシナに出会って
ものづくりの意識が変わった
といいます。
どんな風に変わったか…
それは、直接ご本人の口からお聞きいただきたい^^
井戸端てとて「森の恵みを活かす」
ただいま、参加者を募集中です!
10月23日(日曜)13:30〜15:00


今回、写真でご紹介したような
制作に使われるさまざまなモノもご持参いただきます。
実際に手に取りながら佐藤さんのお話に
耳を傾ければ、手仕事への愛着ももっと深まるはず。
佐藤さんの作品は、ほぼ注文制作。
地元岩手県ですら常設で見ることの出来るお店はありません。
ですが今回の展示とお話会では、
貴重な作品をご持参いただけることに!
また、少しですが販売用の作品も用意していただけそうです。

岩手の森の恵みから生み出される布を、
ぜひ見に来て、手に取ってみてください!
▶▶お申し込みは…
メールは tetote_inoue★yahoo.co.jp(★→@)へ。
送信の際には携帯電話の番号も合わせてお知らせを
電話は 090-4476-3255(井上)です。

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